前に書いた介護のお仕事に関する記事の続きです。
高齢者や障害者のためにある制度とは
●高齢者のための制度
生活保護制度
生活保護制度とは高齢者のためのものだけではなくだけ健康で文化的な最低限度の生活を送ることができるという「すべての国民の権利」を守るために生活や医療などを支援する制度です。ドラマでもありましたね。
生活保護者の65%以上が高齢者となっております。
●障害者のための制度
<身体障害者手帳>
視覚 聴覚障害 平衡機能 言語機能障害、咀嚼機能障害
肢体不自由 内部機能障害…などがある人に交付されます。身障者1~6級の等級が記載されます。
<療育手帳>
知的障害者に交付されます。
精神障害者に交付されます。
知的障害者のための制度
<施設福祉サービス>
<在宅福祉サービス>
精神障害者のための制度
<施設福祉サービス>
<在宅福祉サービス>
障害児のための制度
<施設福祉サービス>
<在宅福祉サービス>
障害を理解する
身体の障害
①視覚障害
②聴覚平衡機能の障害
③言語機能障害、音声機能 咀嚼機能障害
④肢体不自由
⑤内部機能障害 身体障害者福祉法では心臓 腎臓 呼吸器 膀胱または直腸小腸の機能障害人免疫不全ウイルスによる免疫機能障害と規定されています。
外見からはわかりずらいです。
●知的障害
知的機能の障害で日常生活に援助の必要な人をさします。
行政ではIQ75以下の人を指摘障害としています。知的障害者には「療育手帳」が交付されます。
●精神の障害
精神障害者とは
精神保健及び精神障碍者福祉に関する法律によると
精神障害者 精神分裂病 中毒性精神病 知的障害 精神病質その他の精神疾患を有するものとされてます。
精神障害者には精神障害者手帳が交付されます。1~3級があり2年ごとに認定を受けることになっています。
●重度障害
・重度障害者(児)
・複数の障害が重なった人 重複障害者(児)
身体と精神の両方に重い障害のある人のことを 重症心身障害者(児)
といいます。
障害者と障害児はどこで分けられるのか
18才で分けられます。
高齢者
疫病を理解する
代表的なもの
★高血圧糖尿病
★癌などがあげられます。
我が国の3大死因
癌
心臓病
脳血管疾患…があげられます。
4大生活習慣病
原因 アルコールの摂りすぎ 運動不足 ストレス…これらが高血圧につながりやすい
糖尿病 インスリン型依存糖尿病 非インスリン型依存糖尿病があります。
日本では10人に1人が40歳以上では10人に1人が糖尿病の可能性があります。
血液中の尿酸の濃度が高くなる病気です。
尿酸が関節にたまると痛みを生じます。尿酸…老廃物のことです。
水分が不足すると尿の量が減って尿酸が排出されにくくなります。
飽食の方は特に注意です。
骨の密度の低下によって骨がもろくなり転んだだけでも
骨折しやすくなります。閉経後女性に多いです。
難病
原因や治療法が明確になっていない病気を「難病」としています。
―厚生省ー
自治体で各種の支援事業がおこなわれています。
難病
原発性肺高血圧症
網膜色素変性症
特発性間質性肺炎
原発性免疫不全症候群
混合性結合組織病
等があります。
高齢者の心理
本人は「まだまだ」と思っています。
若い時にできたことができなくなることが増え始めます。
本人はまだまだと思っていても年金の支給、乗り物の割引など社会的な変化によって「老人」であるということを外から認めさせられるようになります。
性格の変化
高齢者には次のような傾向がみられます。
●自己中心性
考え方に柔軟性がない
●猜疑心
目や耳が悪くなりあいまいな部分を想像で補う時自己防衛の意識が動く
●保守性
新しいことが覚えられない 変化をおそれる
●心気性
必要以上に自分の体に敏感になる 病気をおそれる
援助の仕方
前向きになれるような援助を
人間関係や楽しみを見つけていけるように手助けをします。
障害者
障害者の心理
障害者の一般的な心理性
●非社会性
●欲求不満
●ショック
●不安
視覚障害者の心理
引っ込み思案で消極的などの傾向がみられます。
◆コミュニケーション
視覚障害者に対しては「右」「左」「5歩先」など具体的に表現しましょう。
手伝う時は説明して確認が必要です。
聴覚障碍者の心理
生活に不便や不利が多いです。
◆コミュニケーション
顔を見ながらゆっくりはっきりと話すと理解できる人もいます。
大事なことは筆談で
言語障害者の心理
自分の意志を相手に伝えることができないもどかしさから欲求不満になりがちです。
◆コミュニケーション
真剣に聞くことが大事です。
知的障害の心理
大脳の発達障害 からかわれることが原因となり二次的に情緒障害を引き起こすことも
てんかんや麻痺を持つ場合もあります。
◆コミュニケーション
わかりやすい言葉を工夫し、相手に合わせます。
参考出典「今すぐ役立つ!よくわかる!ホームヘルパーハンドブック」より
著者 医学博士 高野喜久雄
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